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明日への希望を与えてくれる
“熱冷ましの神様”
今では家庭の冷蔵庫で氷が作られることが当たり前になりましたが、氷は本来、人にとって特別なものでした。 清少納言の枕草子や源氏物語の中にも描かれているように、暑い夏には氷を体に押し当て涼み、削った氷にシロップをかけて優雅に食す…氷は貴族たちの生活に欠かせない高級品だったのです。 冬の間、厳寒に凍結させた氷を貯えていたのが「氷室」と呼ばれる貯蔵庫。その氷室を神格化させたものが『氷室神社』です。
氷は病のときにも役立ちました。“火の病”と言われ、平清盛を死に追いやった熱病・マラリアの治療にも氷が使われたと言われています。 現代の日本では考えられませんが、昔は高熱が続くことは命の危険を意味しました。 貴族でこそ氷を使って熱を下げることができましたが、庶民にとって氷は手が届かない存在。家族が高熱で苦しんでいても、できることは限られています。
そんなとき、人は『氷室神社』に手を合わせます。“氷の神様にお願いすれば、きっと大丈夫”。 大切な人の死を想像しておびえて暮らすのではなく、『氷室神社』に参拝することで明日を信じることができたのです。
医療技術の発達により、今では高熱で死亡する人も少なくなりました。それでも、『氷室神社』は人間の様々な“熱”を下げてくれる神様として今も信仰を集めています。 ギャンブルやお酒、悪縁など、離れたいのにどうしても離れられない熱し過ぎた想いもそのひとつ。 法多山の森深く、山腹に掘られた洞窟にある「氷室神社」は、心を沈静化させ、明日へと導いてくれる神様として、古くから人々に親しまれています。
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