ただ一つの願いごとをすれば必ず叶うとされる、法多山の一意一願不動明王をまつる年に一度の大祭です。柴灯大護摩供とは修験道の流れをくむ儀式であり、屋外に護摩木や藁などを積み点火し、その炎により煩悩を焼き尽くし、炎の中に現れる不動明王をおまつりし、清められた炎の上を渡る火渡りの儀式を行います。
毎年4月28日に行われる不動大祭は、不動明王のまつられている莎髻苑(しゃけいえん)で行われる、大規模な護摩法要です。柴灯大護摩供とは、野外で行われる特別な護摩供養を指し、あわせて行われる火渡りでは、参加した善男善女が、柴灯大護摩供にて燃えた炭や残り火の中を渡り歩く修行です。
御祈祷であがる炎は不動明王さまの炎であり、人々はその炎の上を歩く火渡りをすることで自身に降りかかる災いや身体の穢れを清め、一意一願不動明王のご利益を頂くことが出来ると伝わります。
大勢の参拝者の見守る中、近づくと頬を熱風が叩くほどの大きな炎をあげて行われる法要は迫力があり、四隅に張られた縄で仕切られた全ての穢れを浄化するお不動様の炎を前に読経が唱えられ、厳粛な儀式が進みます。
柴灯大護摩供では、合図とともに参拝者により護摩木が炎にくべられ、修験道の導師が渡り終えたのちに参詣の方が次々と火を渡ります。
一般の方も参加できます。
厳粛な法多山の一意一願不動大祭は毎年以下のように行われますのでご参考下さい。
4月28日一意一願不動明王大祭を行います。
[10時~]
不動明王護摩木受付
不動明王御朱印受付
[11時~]
柴灯護摩
炎が上がり合図と共に護摩木を投げ入れていただきます。
その後
[11時30分前後~]
火渡り
修験道の導師が渡り終えたのちに参詣された皆様に渡っていただきます。
どなたでもご参加できます。