青葉祭
AOBAMATSURI
六月十五日
今もなお私たちを見守る
真言宗の宗祖、弘法大師のお誕生日を祝う行事。
弘法大師さまのお誕生日は宝亀2年(774)の6月15日。青葉祭は弘法大師のご生誕をお祝いするお祭りです。境内の大師堂で法要が行われ、参詣者の手で稚児大師の像に灌仏(仏像に湯茶をかける儀式)が行われます。
緑が美しい6月に、法多山では「青葉祭(あおばさい)」と呼ばれる、弘法大師さまのお誕生日を祝うもよおしが行われます。真言宗は18の宗派に分かれていますが、全ての宗派で、宗祖である弘法大師さまのお誕生日をお祝いします。
これは、弘法大師さまは、今でもこの世の中にとどまっており、高野山の奥の院で長い瞑想の修行に入られていると信じられています。実際に、朝に夕にお食事も差し上げる生身供(しょうじんぐ)が、今日まで脈々と続けられています。
つまり、弘法大師さまは、現在でも生き続けている。だから、盛大に真言宗ではすべての宗派で、今もなお私たちを見守ってくださる弘法大師さまのお誕生日をお祝いするという大切な行事なのです。
青葉祭は本堂の南西に建てられた「大師堂」で行われ、「弘法大師 誕生和讃」を詠歌し、参加者全員で会場の稚児大師の像に湯茶をかける「灌仏」と呼ばれる儀式が行われます。毎年6月15日の朝8時30分より開催されます。袈裟をつけた檀家の方たちに囲まれ、厳粛で荘厳な雰囲気の青葉祭は、檀信徒だけでなく、一般の方の参加も可能です。
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